2017年4月13日木曜日

6章について

6章は、筆者として最も重要な章だと思っています。

それは、暮らしの中で何を買うかによってエネルギーをたくさん消費するか、省エネするかも一緒に選択していることになるからです。それについて、消費者として問題意識を持ちたいと思います。

さらに、資本主義社会においては安く生産できる場所に生産拠点が移転されていきます。ただ、その安く生産できるということにもいろいろ理由があります。それによって、資本を持っているほうがより得をしていることにも、消費者として問題意識を持ちたいと思います。

安く生産できるところで生産するということも、どこでエネルギーを使い、エネルギーをどう使うかを選択していることになります。

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まさお
5章について

ここでは、エネルギー消費を削減して省エネするというよりは、エネルギーそのものを使わないで生活することもできる部分もあることを示したかったのです。

もちろん、ドイツと日本では気候条件も違うので、ドイツでできることを日本でもできるとは限りません。

ただそこは工夫とアイディア次第で、生活の知恵でいくらでもエネルギーを使わないで済ませることができるはずです。

エネルギーを使わないことも、エネルギーを選択することになります。それを伝えたかった。

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まさお
4章について

4章は、熱供給がポイントです。

 熱をどう造るのか。電気で熱供給していては電気がいくらあっても足りません。それに代わるのがガスです。でも化石燃料のガスを使っていては、いずれガスが枯渇します。その代替となる手段をここでは挙げました。

 特に、農業や食生活から排出される生ゴミがガスをつくる原材料になります。その意味で、ぼくたちの暮らしの中にエネルギー源があることになります。それを知ってほしいと思いました。

 熱供給においてばかりでなく、発電においてもガスは、再生可能エネルギーによる発電の変動をカバーするためにとても重要なエネルギー源になります。それは、ガス燃焼だけが再生可能エネルギーによる発電の変動の早さに対応できるからです。

さらに、熱の消費を減らして省エネすることも重要であることをここで伝えたかった。

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まさお

2017年3月25日土曜日

3章について

3章では、原子力で発電された電力の特性について書きました。それによって、電力として使う場合にどういう問題があるのかを知ってもらいたかったからです。

原子力発電の安全性やコストについては、日本でもすでにいろいろ議論されてきました。しかし電力としての特性については、ベースロード電力である以外はほとんど議論されていないと思います。

では、ベースロード電力であるとはどういうことなのか。そして、どういう問題をもたらすのか。それを少し考えてみました。

さらに、原子力で発電された電力を使いたくない場合、どうすればいいのか。それを暮らしの中で実行してもらえればと思います。

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まさお

2017年3月22日水曜日

2章について

2章は、送電網がテーマです。

日本では、自由化された電力市場において公平にビジネスを展開できるようにするため、発電、送電、小売りを分離する発送電分離が予定されています。これは、特に新規参入業者にとって、重要な基盤になるものです。原発に反対するグループにおいても、グリーン電力を普及させるためには、発送電分離が必要だと大きな期待が持たれています。

確かに、その通りです。発送電分離は電力市場において公平な競争を行なう土台になるものです。ただそれは、発電、送電、小売りがそれぞれ完全に別会社で運用されればの話です。
日本では子会社化が認められると聞いて、ぼくは正直がっかりしました。ドイツでも最初の段階で子会社化を認めましたが、公平な競争は不可能でした。

もう一つこの章でいいたかったのは、発送電分離を実現すれば、それはそれでまた新しい課題が出てくるということです。この点は、日本ではまだ十分に議論されていないのではないかと思います。

 それは、送電網整備に多大な時間と労力が必要になるということです。でも送電網の整備についても、電力の地産地消が実現できれば、多量の電力を送電する高圧線が必ずしも必要ないことも知ってもらいたいと思います。

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まさお

2017年3月20日月曜日

1章について

1章では、電力の小売り自由化後、どういうメカニズムで電力が供給されるのかを知ってもらう必要がありました。そうしないと、消費者として電源を選択するとはどういうことなのかわかりません。

しかし、そのメカニズムはとても複雑です。わかりやすく説明するのがとても大きな課題でした。なぜ託送料が必要なのかも含め、複雑なメカニズムをわかってもらえるのか、著者としてはとても不安です。最初からこんなに難しい問題について書いているので、読者がすぐに投げ出してしまう心配もあります。

ただ、電力から入らないことにはどうしようもありません。電力自由化の複雑なメカニズムを最初にもってくるのは、避けて通れませんでした。

もう一つの重点は、グリーン電力を普及させる重要なポイントが市民発電ではないということです。市民が発電しても、発電された電力が公共の送電網に入ってしまうと、電源を区別するのが難しくなります。

ドイツのシェーナウなどの事例が、市民電力会社として日本で伝えられていると思います。でもぼくは日本では、そのポイントが市民による発電ではなく、配電であることがしっかり理解されていないのではないかと思います。その点について、はっきり知ってもらうためにドイツのフェルトハイムとシェーナウのことを入れました。

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まさお

2017年3月19日日曜日

宣言文第一稿掲載

宣言文の第一稿です。まだ、ぼくの個人案です。みなさんの意見、改善案を待っています。

レポートの連載ははじまったばかりですが、最初の段階から宣言文案を公開します。

まさお


エネルギー選択宣言

・わたしたちは、エネルギーを利用することによって環境を汚染してきました

・石炭や石油、ガスの化石燃料を使うことによって、温暖化を招く温室効果ガスを大気に排出してきました

・原子力を使うことによって、核のゴミを排出してきました

・わたしたちは、これら負の遺産を次の世代に残していきます

・わたしたちは、どのエネルギーを選択するかによって、その流れを変えることができます

・わたしたちの暮らしの中には、エネルギー源として利用できる資源があります

・それは、再生可能エネルギーといわれるものです。太陽の光であったり、風であったり、木やその他植物を起源とする生物資源などです

・これらのエネルギー源は、枯渇しません。持続性があります。

・二酸化炭素などの温室効果ガスや核のゴミも残しません

・発電、熱供給、交通において持続性のある再生可能エネルギーに切り換えていくには、たいへんな時間とお金がかかります

・でも、わたしたちが残していく負の遺産のことを考えると、わたしたちは今すぐにでもそれに取り組み、次の世代のため、環境のために再生可能エネルギーに投資していく必要があります

・そうしないことには、世代間の公平性と社会の持続性が確保できません

・わたしたちは、今享受している環境と豊かさを後世の世代も同じように、いやそれ以上に享受できることを願っています

・そのためには、再生可能エネルギーへのエネルギー転換を図るだけではなく、省エネ社会を築いていかなければなりません

・エネルギー消費を減らし、持続的に成長していける社会を造ります

・わたしたちは、人にやさしく、環境にやさしい持続可能な社会を実現するため、自分の暮らしの中において市民自身でエネルギーを選択します

・そのため、電力商品毎にそのエネルギー源構成が詳しく表示されされることを求めます

・再生可能エネルギーで発電されたグリーン電力についても、それがグリーン電力であることが証明され、その普及がより促進されることを求めます

・わたしたち個人の力は小さく、政治権力や経済権力に対してたいへん微力です

・でも、わたしたち一人一人が自分でできることをし、それがたくさんの市民の力によって実現されれば、たいへん大きな力になります

・エネルギーを自分で選択するのは、消費者の主権です

・わたしたちはその主権を守りながら持続的な社会を造るために、みんなで力を合わせてエネルギーを市民の手に取り戻します

エネルギーについて議論する

東京電力福島第一原発事故から、6年の歳月が経ちました。事故は、格納容器内の状況がまったく把握できないなど、収束したとはいえない状態です。でもぼくは今、事故後の混沌とした状況から解放され、日本のエネルギーの問題について感情的にではなく、冷静に議論しなければならない時期にきていると思います。

現代の抱えるエネルギーの問題は、待ってくれません。できるだけ早く将来のエネルギー供給に対して新しいビジョンを持たないと、手遅れになってしまいます。

 この間日本では、原発事故などなかったかのように原発の再稼働が進められようとしています。再生可能エネルギーへのエネルギー転換を進めるドイツについても、ドイツのエネルギー転換が失敗したかのように、日本で間違った報道が行なわれています。

ぼくはこの状況を見て、ドイツで25年余りエネルギーについて取材してきた経験を生かせないかと思い付きました。それでまとめたのが、レポート『エネルギー選択宣言———市民が、暮らしの中でエネルギーを選択する』です。現在、ぼくのHP「ベルリン@対話工房」で連載しています。

ドイツのエネルギー転換について日本で報道されている間違いをはっきりさせたい。ドイツで行なわれていることを日本のエネルギー供給について考えるたたき台として一緒に議論したい。ぼくは、そう思いました。

レポートでは、エネルギー供給を持続的に続けるため、市民は暮らしの中で何ができるのだろうかを考えています。市民がそれを実行する意思表示をするため、レポートの最後で「エネルギー選択宣言」としてまとめました。

ただ宣言文は、ぼく個人のアイディアです。個人案にすぎません。それに対してたくさんの方からコメントをいただいて、みんなで一緒にいいものにしたいというのがぼくの希望です。

そのためには、一緒に議論するプラットフォームが必要です。そのために立ち上げたのが、このブログです。

ブログでは、宣言文案に対するコメント、改善案などについて投稿いただき、みんなの宣言文にしたいと思います。

将来のエネルギー政策について一緒に議論するため、レポート『エネルギー選択宣言』に対する質問や反論、批判、間違いの指摘、改善案などもどんどんいただきたいと思います。

レポートの連載中は各章毎に、連載終了後は全体についても議論できるように、ブログを構成していきます。みなさんは、それぞれのコメント欄に投稿してください。

みなさんの参加を待っています。

ふくもとまさお