2017年11月27日月曜日

セカンドハンドの食品を販売

 第4章では、スーパーなどで売れ残った食品を生活保護を受ける人やホームレスに配給したり、スープなどにして炊き出していることを書きました。

 ベルリンでは10月に、ベルリンの商店街の一つヴィルマースドルファー通りに、スーパーなどで売れ残ったり、賞味期限の切れたセカンドハンドの古い食品だけを販売するお店ジルプルス(SirPlus)がオープンしました。オープン後、レジに長蛇の列ができるほどの繁盛ぶりです。オンラインで注文すれば、デリバリーサービスもしてくれます。

 リンゴなどは多少古くなっていても、まったく問題ありません。古いトマトは悪くなっている部分を結構切り捨てますが、それでもかなり割安に感じます。パンも古くてもまったく問題ありません。少し水を吹き付けてトースターかオーブンで焼けば、新鮮なパンと変わりません。

 スーパーなどに比べると格段に安い物が多いし、収穫された農産物をより有効に消費することになるので、この種の小売店が今後トレンドになっていく可能性があります。

 この種のお店はもっと早くからあるべきだったのですが、ちょっと気になることもあります。セカンドハンドの食品は、第4章でも書いたように、大都市では生活保護者やホームレスにとってはとても貴重な食糧です。それが、一般消費者にも買えるようになって、生活保護者やホームレスに渡る分が不足してはなりません。

まさお








2017年11月13日月曜日

地道に民意を広げるしかない

 ぼくはこの「エネルギー選択宣言」において、脱原発とエネルギー転換に向けて市民として生活の中で何ができるのかを書いてきたつもりです。市民一人一人が自分の生活でできることを自分で考え、一人でも多くの人に実行してほしいという期待も込めました。「エネルギー選択宣言」がそのきっかけをもたらしてくれれば、筆者としてはたいへんうれしく限りです。

 それがですね、日本で脱原発と自然エネルギーの促進に向けて一所懸命活動している人自体が「エネルギー選択宣言」を読んでこういうのです。

 「これまで消化不良だったところがすっきり解消されたような気分です」

 そこまではよかったのですが、ところが、次に「でも」ではじまって、「日本では意識が低くてだめでしょうね。特に若い世代が」と。

 ぼくは、正直びっくりしました。活動している人自体が、日本人は意識が低いから、自分で何かをして社会を変えようとはしないと信じてしまっているのです。

 でもそれなら、一体何のための活動なのか、何も変わらないのではないのかといいたくなります。単に政府の政策に反対するだけではなく、一般市民が一人でも多く、このままではダメだと目覚めてこない限り、何も変わらないと思います。

 目覚めるきっかけをもたらすのが、活動ではないのでしょうか。

 それに対して、この9月にロンドンの日本人の人たちと一緒にスカイプでまず「日本と再生」という映画を見て、その後に質疑に答えたのですが、小生の「エネルギー選択宣言」を事前に読んでいた方がいて、「ハッとすることがたくさんありました、自分の生活でもやれることがあることがわかったので、やってみたいと思います」とコメントしてくれました。
 
 ヨーロッパにいると、周りの社会には市民自ら動いている人が多いので、自然とそう思うのかもしれません。

 でも、そう断言したくはありませんし、ヨーロッパと日本の市民の比較もしたくありません。ぼくの基本は、あくまでも一人一人が生活の中で自分で考えていくことです。それ以外に、議論するつもりはありません。

 実際日本でも現場にいけば、生活の中から変えていこうとがんばっていらっしゃる人に何人も会ってきました。

 何はともあれ、地道に進むしない。それが、「エネルギー選択宣言」のメッセージでもあります。

まさお