2018年2月23日金曜日

石炭は再生可能エネルギーか?

再生可能エネルギーQ&A

石炭は再生可能エネルギーか?

 石炭は、再生可能エネルギーではありません。

 石炭は、元々生物資源だったものが長い年月を経て化石化したものです。

 石炭を燃やすと、吸収されていた二酸化炭素が排出されます。この二酸化炭素は元々の生物が生息していた時に吸収されたものです。そのため、石炭を今エネルギー源として燃やしても、過去に吸収された二酸化炭素が排出されるだけで、その分を今十分に吸収できる植物がありません。

 それでは、過去に吸収された二酸化炭素が排出されてその排出量が増え、環境破壊の原因になるだけです。

 そのため、石炭は再生可能エネルギーではありません。同じことが、化石燃料といわれる石油や天然ガスにもいえます。

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2018年2月19日月曜日

ゴミも再生可能エネルギーか?

再生可能エネルギーQ&A

 そうとは限りません。

 ゴミを燃料として燃やして発電することができます。これが、ゴミ発電です。

 生ゴミのように、食料品など生物を資源とするゴミだけであればいいのですが、ゴミの中には、プラスチックなど生物を資源としていないものもゴミの中に含まれています。

 なので、ゴミは再生可能エネルギーとはなりません。

 ただ、第4章で残飯を集めてバイオガス発電をしている事例を挙げましたが、このように生ゴミだけを集めて発電すれば、再生可能エネルギーといえます。

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2018年2月9日金曜日

糞など排泄物も生物資源ではないのか?

再生可能エネルギーQ&A

そうです。

 糞の中には、摂取しても食べ物でも消化しきれなかったものが含まれています。食べ物などもにもよりますが、食物繊維などです。これも生物資源で、昔は動物の糞(日本ではヒトの糞)も肥料に利用されていました。

 糞は微生物が働く場でもあり、糞が排泄されると細菌や菌が分解をはじめ、発酵します。

 たとえば人糞は、水洗トイレで流すと下水処理場に入り、そこで汚土(スラジ)として溜まり、メタン発酵してメタンガスを発生させます。このメタンガスを回収すれば、ガス発電に使うことができます。

 すでにドイツでは、下水処理場で回収したメタンガスを燃料電池の燃料に使って発電しているところもあります。

 また、動物の糞を植物の葉や茎をこなごなに破砕したものと混ぜると発酵を促進し、ここでもメタンガスが発生します。このガスを回収して発電するのがバイオガス発電といわれるものです。

 こうして生物資源を発酵させれば、エネルギーを得ることができます。ここでも、生物資源をベースにしていますので、再生可能エネルギーとなります。

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2018年2月4日日曜日

電気スクーターをシェア

第8章「交通の未来」では、交通が将来どうなるのか、簡単なスケッチをしてみたところがあります。一つが、電気自動車によるカーシェアリングでした。その他、無人の小型バスによって公共交通が利用者中心に大幅に改革される可能性についても述べました。

 実際、ベルリンでは今年春から、ベルリン公共交通公社と自動車大手のダイムラーが共同で小型バスによる相乗りタクシーをはじめます。これは、携帯電話のアプリを使って同じ方向にいく乗客を集客し、小型バスで輸送するという新しい交通システムです。

 現在の公共交通とタクシーを合わせたようなサービスで、Ride Sharingと呼ばれます。自動車は当初、まだ電気式を使用しないが、いずれ電気自動車化を進めるとしています。ベルリンにはすでに、電気自動車だけで同じ方法ですが、独自に開発したアプリで相乗りタクシーを運行しているClever Shuttleというサービスもあります。

 また、電気スクーターのシェアリング・サービスEmmyも登場しています(記事一番上の写真)。アプリをダウンロードして会員になれば、アプリで最寄りに駐車されている電気スクーターを探して乗ります。使った後は、ベルリンの環状線都市線内であればどこに乗り捨ててもかまいません。一旦降りてまた使いたい場合は、休憩モードにしておくこともできます。料金は、1分単位か走行距離1km単位で支払います。

 Emmyを立ち上げたのは学生のスタートアップで、ベルリンのような大都市からは自動車を排除してしまいたいとの夢を持っています。

 Emmyのサイトは以下です。英語サイトもあり。
 https://emmy-sharing.de/

まさお