2018年3月31日土曜日

デジタル化は電気の食いしん坊

 これまであまりはっきり認識されていないのが、グーグルやフェイスブック、ヤフーなどIT産業の電気消費量がとても多いということではないでしょうか。サーバーなどのあるデータ処理センターでは、IT機器が四六時中稼働しています。これら機器が過熱しては稼働しなくなるので、IT機器を冷やすためにクーラーもフル稼働しています。

 こうして見るだけでも、データ処理センターではたくさんの電気が消費されていることがわかります。

 社会がデジタル化すればするほど、電気消費量が莫大に増加していくことが予想されます。デジタル化は、IT産業の電気消費を莫大に引き上げ、電気の食いしん坊にさせていきます。従来の産業では、アルミ産業が電気を最も大量に消費していました。しかし、IT産業がいかに電気を必要とするかを考えると、IT産業の電気需要はアルミ産業の電気需要を超えていくことが予想されます。

 この多量なIT産業の電気需要に対して、IT産業はどう対応しようとしているのでしょうか。

 グーグルなどIT産業は、再生可能エネルギーへの投資を拡大し、電気を再生可能エネルギーで供給しようとしています。再生可能エネルギーは一般的に高いといわれていますが、それはどうしてなのでしょうか。

 答えは、簡単です。

 再生可能エネルギーは燃料を必要としません。そのため、発電コストは燃料価格に影響されません。再生可能エネルギーの発電コストは、その結果安定しています。また再生可能エネルギーの分野では、今後学習効果や投資の拡大などがより期待されるので、発電コストが益々下がっていくことが予想されます。

 それに対して、火力発電や原子力発電で発電コストが安くなっているのは、発電設備が古くて減価償却されているからにすぎません。発電設備の老朽化が今後さらに進むと、新しい発電設備が必要となります。しかし、これら大型設備を建設するには莫大な投資が必要です。それによって発電コストが引き上がります。さらに、燃料費が今後益々上がっていくので、これら従来の発電方法では今後発電コストが上がっていくばかりです。

 こうした状況を見れば、明らかです。デジタル化進めば進むほど、電気の大口消費者となるIT産業は、安い再生可能エネルギーに依存しなければならなくなります。

 これまで日本では、再生可能エネルギーは高いとしわいわれていません。でも国際的には、IT産業を見ればわかるようにそうではありません。

 この現実をよく知ってもらいたいと思います。

まさお

2018年3月28日水曜日

その他、自分の生活の身の回りにエネルギー源となるものはないか?

再生可能エネルギーQ&A

 すでに、生ゴミが再生可能エネルギーであることは書きました。ただ、家庭で出る生ゴミをしっかりと分別して回収しなければなりません。それが、なかなかできていないのが現状です。

 それから、スーパーなどで余ったり、古くなった野菜やパンなどの食料品もそれを回収して発酵させれば、バイオガスを得ることができます。

 ただこれについては第4章でも書いていますが、スーパーの残り物をホームレスや生活保護受領者など生活に困っている人たちのために使うこともできます。特に都市では、そのほうが残った食品をより有効に利用できると思います。

 また、レストランや社員食堂、病院の食堂、ホテルの宴会やパーティー、催し物などでは、毎日それはたくさんの残飯が残っているはずです。それも回収すれば、発酵させてバイオガスを発生させることができます。

 なお、レストランの残り物を閉店前に安く販売するためのアプリが登場しています。それについては、エネルギー選択宣言ブログの「食品を廃棄から救うアプリ」で書きました。

 こうして得られたバイオガスは、バイオガス発電によって発電と熱供給に使うことができます。そればかりでなく、バスのメタン濃度を上げれば、自動車の燃料として使うことができるほか、燃料電池に使えば、発電や燃料電池車の燃料と利用できます。

 ただいずれにせよ、できるだけ食料品を無駄にしないように造りすぎないようにすることも大切であることを忘れてはなりません。

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2018年3月2日金曜日

木を燃やすと二酸化炭素が出るのに、再生可能エネルギーなのか?

再生可能エネルギーQ&A

 木は生物資源で、石炭と同じように燃やすとその中に吸収されていた二酸化炭素が排出されます。

 でも、木はなぜ石炭と違って、再生可能エネルギーなのでしょうか。

 木は生育中、空気中の二酸化炭素を吸収してきました。それを燃料として燃やすと木に吸収されていた二酸化炭素が排出されます。そして次に、その排出された二酸化炭素は新しく生息している木に吸収されます。

 この循環プロセスが繰り返される限り、空気中の二酸化炭素は増えないとみなします。つまり、二酸化炭素が排出されるてもまた吸収されるので、空気中の二酸化炭素がプラスマイナスゼロになって増えないということです。

 ここでは、木を伐採しても、同じ量の木が植樹され、森林が維持されていなければなりません。

 これを「カーボンニュートラル」といい、これが木を再生可能エネルギーとする前提です。
 
 同じことが、生物資源を家畜の糞で発酵させてガスを発生させて発電するバイオガス発電にもいえます。

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